突然のことだったので、小心者のおばさんは内心ドキドキしていたのですが、無事に利用することができたのでご報告です。
前提として、通勤用のIC定期を持っています。
振替輸送に伴うハードルは4つ。
- 利用すべきか否か
- 乗換駅での対応
- 降車駅での対応
- 帰宅時の対応
第一のハードル【利用すべきか否か】
普段乗り換えている駅に着く直前、車内アナウンスで、乗り換え先の路線が運転見合せしてることを知りました。
振替輸送を実施しています。ということも言っていました。
今までこのようなときは、乗り換え先の電車の中で運転再開を待っていました。
今日もそうしようと思って一度ホームに降りたのですが、ふと振替輸送を利用してみようと思い、また乗ってきた電車に乗り直しました。
その時はとっさの判断で、振替輸送を選んだのですが、2,3駅ほどの間は、この選択は正しかっただろうか…と少し後悔していました。
もしかしたら意外とすぐ復旧して、いつものルートの方が早く着くかもしれない。
そうしたら周りの人から｢もう少し待っていればよかったのに。｣｢焦って選択間違えたな。｣などと思われたらどうしよう…。
まぁ、そんなこと思う人は周りにはいないと思うし、いたとして言ってくる人はいないのでしょうが。
人の目が気になる、小心者のおばさんです。
第二のハードル【乗換駅での対応】
電車の中で、振替輸送についての情報を探しましたが、実施しているということだけ書いてあり、どういうルートかなどは書いてありませんでした。
とりあえず、自分の思い付くルートで向かうことにしました。
そのルートでは途中で別の路線に乗り換える必要があります。
乗り換えの時どうしたらよいかという情報をまた探しました。
どうやら振替の証明書だか、乗車券だか、とにかく何か用紙をもらうらしいということがわかりました。
でも、私が乗車駅で改札を通ったときには運転見合せがが発生していなかったので、もちろんそんな用紙は持っていません。
運転見合せを知ってからはずっと電車に乗っていたので、そこでも用紙を手に入れるチャンスはありませんでした。
きっと乗換駅で何か配ってるだろう。と情報収集をあきらめ、乗換駅に向かいました。
乗換駅で電車を降りてキョロキョロしましたが、なにか配ってるような掲示案内は見当たりませんでした。
しょうがないから普通にICカードで改札通って、運賃引かれればいいかなと思いました。
いちいち駅員さんに説明するのも緊張するし、もしも｢そんなルート、振り替えできるわけないじゃないですか｣とか｢用紙持ってないならダメですよ｣とか言われたら恥ずかしいし…などと考えてしまったのです。
でも、改札に近づいたら行列があったので並んでみました。
しばらくすると駅員さんが拡声器で｢振替輸送ご利用の方は、こちらの改札をタッチしないで通ってください！｣と案内していました。
一番端の改札を開放したようです。
出していたICカードをしまって、改札を通りました。
｢目的地ではタッチしないで、係員のいる改札から出てください！｣とも案内していました。
でもそっちの案内は、私が聞こえた限りでは一回しか聞こえなかったので、聞こえなかった人もいるのではないかと他人事ながら心配になってしまいました。
第三のハードル【降車駅での対応】
さて、無事に乗り換えもすみ、目的地へ到着しました。
乗換駅では他にも振替輸送を利用している人がたくさんいたので、その流れにのって通過した感じでした。
降車駅でも他の人についていけばなんとかなるだろうと改札へ向かったら、皆タッチして通過していきます。
考えてみれば振替輸送を利用する人の目的地が皆同じわけではないし、目的地が同じでも改札が複数あったらバラけるわけだし…甘かったです。
予想外の光景に一瞬怯みましたが、意を決して駅員さんがいる窓口へ向かいました。
何か処理が必要になるかと思い、IC定期を見せながら｢振替で、タッチしないで出てくださいと言われました｣と伝えました。
すると｢あ、そうですか。じゃあどうぞ、タッチしないで出てください｣とほぼおうむ返しで返されました。
あっさり済んでしまって、なんだか拍子抜けでした。
第四のハードル【帰宅時の対応】
帰宅時には運転も普通になっていたので、いつもの路線で帰ることにしました。
朝、乗車駅でICカードをタッチしたきりだったので、何かしらやらなければいけないんだろうなと思ってはいたのですが、何をやるのかわからなかったし、もしかしたら定期の範囲内だったら特殊な処理がされてるんじゃないかしらという淡い期待で、そのまま改札を通ろうとしました。
案の定、扉が閉まりました。
｢出場記録がありません｣とかなんとかメッセージが出ていた気がします。
駅員さんがいる窓口に向かい｢朝、振替を利用したんですけど…｣とIC カードを差し出しました。
そしたら駅員さんも｢ああ、はい｣と心得たもので、何かの機械で何らかの処理をしてくれました。
そして｢はい、これでもう一回普通に改札を通ってください｣とカードを返してくれました。
もう一度改札を通ったら普通に通れました。
振替輸送を利用してどうだったか
おそらく、路線や駅、発生した状況によっても変わってくると思うので、今回のやり方が毎回通じるとは限らないのですが。
でも、また振替輸送を利用することになったら、とりあえず周りの人の様子を見て、わからなければ駅員さんに聞けばいいか。と思えました。
次がないことを祈りますが。
