秋の学園祭シーズン。
近所の学園祭みたいなのに2つ行ってきました。
どちらも一人で出かけていって、どちらもキョドりながらうろうろして帰ってきたので、玉砕と言えば玉砕なのですが、一応挑戦はできたということでご報告。
若い子に緊張してしまう女子大の学園祭
1つめは女子大の学園祭。
何度か行ったことがあるので、学園祭の様子は大体わかっています。
そして、地域の子供たちの出し物に次男が参加するので、それを見に行くという目的もはっきりしていました。
それでもいざ一人で乗り込むと、やっぱりとても緊張します。
だって相手は女子大生です。若くて可愛いです。屋台で注文するだけでも緊張してしまいます。
周りのお客も若いです。学校見学の高校生とかもいます。
もしかして年が近いかもと思うような人は大抵親子連れです。
とりあえずお昼を食べて、さて甘いものでもと思って教室でやっている喫茶を目指しました。
目的の教室にたどり着いたのですが、ちらっと中を見て、気後れして入れませんでした。
他の展示などもゆっくり見たかったのですが、教室に係の人が2,3人、客が1人という状況に耐えきれる自信がなく、結局廊下の展示物を見ながらうろうろしていました。
甘いものはどうしても食べたかったので、廊下の隅でクッキーを売っていたことを思い出して、意を決して向かいました。
サッと買ってサッと立ち去るつもりだったのですが、行ってみると先客がいたので後ろに並びました。
会話を聞いているとどうやらOGの方が子供を連れて顔を出したという状況のようです。
会話が盛り上がっています。
誰も私が並んでいることには気づいていないようです。
後ろから声をかけようかと思いましたが、久しぶりの再会に水を指すのは…と、ためらってしまいました。
立ち去ろうかと思いましたが、売り子さんがそれを見て、OGのせいで客を一人逃したと思ったりしたらOGさんが気の毒な気がしました。
(考えすぎ…)
結局じっと黙って待って、OGさんがそろそろ〆の言葉に入ったようなところでちょっと動いて売り子さんの視界に入り、そこで気づいてもらって対応してもらえました。
そのあと、次男の出し物を見て帰ろうと思ったのですが、やっぱりここは挑戦してから帰りたいと思い、また喫茶店をやってる教室を目指しました。
今度は深く考える前に教室に飛び込みました。
受付の机では女の子が二人並んで写真を撮っているところでした。タイミング悪い…。
写真を撮り終わった二人が対応してくれて、無事、注文できました。
奥へ入って、品物も受けとりました。
店内には2,3のグループが座っておしゃべりしています。
一人できている人はいませんでしたが、4人がけのテーブルが空いていたので、こそっと座って食べました。
食べてる最中、周りを見る余裕などなく、ただただ手元を見つめながらモグモグ食べていました。
途中で、トッピング追加したいな…とか、飲み物も頼めばよかったな…とか思ったのですが、改めて席を立って注文するなどということができるはずもなく、必死で食べ終えてそそくさと教室を出て、そのまま帰宅の途についたのでした。
目的地まで一直線、研究所の学園祭
もう一つは、近所の研究施設の解放イベントみたいなのです。
まあ、屋台が出たり、ステージがあったり、研究発表があったりと、学園祭みたいなものです。
こちらも何度か行ったことがあるのですが、敷地が広いもので、会場位置がいまいちよくわかっていません。
今までは次男と一緒に行っていたのですが、今年はお友だちと行ってしまったので、私も一人で出かけることになりました。
行きたがってたのは次男なので、別に私は行かなくても良かったのですが、なんとなく、一人でも行けたぞ!と、このブログに書きたくて。
次男が帰ってきたあとに一人で出かけてきました。
このイベントは、研究施設の関係者やご家族が多いようで、ほとんどが家族連れです。
もしかしたら知り合いにばったり会うかもという緊張感から、また「秘技、すれ違う人と目を合わさない」作戦で歩いていきました。
屋台の売り込みも緊張してしまいます。
声をかけられたのに買わないで立ち去るというのが、どうにも心苦しいのです。
それで、ちょっと離れたところをうろうろして食べたいものを選び、意を決して注文しようとしたら「すいませーん、あっちに並んでくださーい」と言われてオロオロしてしまいました。
それでも無事にうどんを買って、4人がけのテーブルに二人で座っていた老夫婦に声をかけて相席させてもらいました。壁の方を向いて座ったので、見るものもなく、ご夫婦をじろじろ見るのも申し訳ないので、うどんを見つめながらモグモグ食べました。
「食べ残しは決められた場所へ」というポスターを見かけたのですが、うろうろした中ではその決められた場所が見つからなかったので、うどんの汁も全部飲み干しました。
誰かに聞けば良かったのですが…なんかもう、会場に着いたときから緊張してオドオドしてしまって、それはできない心境になっちゃってたのです。
それから、次男が美味しかったと言っていたパフェを買いに行きました。
地図を見ながら迷いつつ、うろうろしました。
途中に色々な研究発表をしている教室もあって、興味のあるテーマだったので入ってみたかったのですが、入る勇気がなく、結局廊下を足早に歩いただけでした。
ようやくパフェを買えたものの、どこで食べれば良いのかわからず、また、お店の人にも聞けず、さっきうどんを食べたところまで戻りました。
幸いさっきのテーブルが空いていたので、座って食べました。
今度は中庭の方を向いていたので、そこを歩く人たちを少し見る余裕がありました。
それでも、食べ終わったら、他も色々見たいという気持ちもありつつ、それよりも早く帰りたい気持ちの方が大きくて、そそくさと帰路についたのでした。
一人で過ごすことを楽しめていない
今回、一人で出かけたことをきっかけに、一人で過ごす人たちは、一人の時間をどうやって過ごしているのだろうと考えました。
私は一人で過ごすのは嫌いではないと思います。
他の人と出かけるのは楽しいことだというのは、最近何度か経験してわかってきたのですが、それでもやっぱり行く前にはあれこれ想像して緊張してしまうし、終わってからはなにかやらかしてはいないかと考えて不安になります。
それを思うと一人で出掛けちゃった方が気楽かな。と思うのです。
でも、実際一人で出かけると、どうしてもオドオドしてしまうし、目的を決めてそれをこなすだけで精一杯で、予定外のこととか周りを楽しむ余裕というのが一切ないので、果たしてほんとに一人で過ごせていると言えるのだろうかと、考えてしまいます。
一番楽しいお出かけは、気を使わなくて良い人とのお出かけです。
私にとってその相手は次男でした。
身内ということで気を使わないのもあるのですが「子供のために」という大義名分ができるので、寄り道をするにしても自分の中で「子供に見せてあげたいから」という理由付けができるのです。
でも、次男もだんだん大きくなって、友達と出かけることが多くなるでしょう。
上記の研究施設の学園祭みたいなのの数日後に大きな公園でのお祭りがあったのですが、それは次男が悩んだ挙げ句「お母さんと行きたい」と言ってくれたので二人で出かけてきましたが。
これからはそんなことも減ってくるでしょう。
(ちなみに長男は、数年前から「家族で出かけるより友達と出かけたい」と言って、あまり付き合ってくれません。でも、時々気が向いたら付き合ってくれます)
気を使わなくて良い友人は何人かいますが、全ての趣味が同じわけではないし、仕事の休みも違ったりするし、家も遠いのでいつでも気軽に誘えるわけではありません。
だから、私は、一人でも楽しく過ごすことができるようにならなければいけないのです。
と言っても、自分の心の持ち方次第だと思うのですよね…。
なにか良い方法はないかしらと思いつつ、慣れるしかないのかな~とも思うので、このブログで地道に挑戦を続けていきたいなと思っています。
一人でも楽しく過ごすことができるようになるのと同時に、他人とも緊張しないで過ごすことができるようになるといいなとも思っています。
欲張りすぎかなぁ。